2009年07月19日
吹奏楽って…⑧
前回までは管楽器をみてきました。今回は吹奏楽で唯一使われる弦楽器、コントラバスを紹介します。チェロも吹奏楽で使っても良いことになっているのですが、日本ではほとんど使われないので、省略します。
コントラバス…バイオリンは皆さんよく知っていると思いますが、この楽器はどうでしょうか?大きさは、バイオリンの特大版といったとこでしょうか。バイオリンは、肩にのせて弾きますが、大きさが大きさだけに、コントラバスは床に立てて弾きます。音域は低音域を担当します。弦を弓(馬のシッポの毛)で弾いて音を出すのが一般的ですが、指で弦を弾いたり(ピッチカート)管楽器では表現できない(しにくい)音を出せる利点があります。ですが、人数の少ない吹奏楽部(団)にはいないこともあります。人数的にも、50人編成の吹奏楽団で1~2人くらいでしょう。管楽器(チューバ)ほどの音量は、ありませんが小さい音は管楽器に比べ安定して出せるので静寂な場面での活躍や、やはりピッチカートでの活躍が多い楽器です。コントラバスの音を堪能したい方。オーケストラで使われることが圧倒的に多い楽器ですが、あえて吹奏楽の曲を紹介します。A.リード作曲「ロシアのクリスマス音楽」はいかがでしょう。冒頭、チャイムと同時に始まる低音の音、中間部でのピッチカートをお楽しみください。

Posted by 朝日新聞滋賀販売スタッフ at 19:30│Comments(0)
│吹奏楽入門編